本棚って壁紙だ!

主に本の紹介、読書感想文、時には漫画、映画などエンタメ全般について綴る

99%の人が知らないこの世界の秘密<彼ら>にだまされるな! 内海聡

内海聡
ISBN9784781611204
イースト・プレス

陰謀とか策謀とかに関心はなかったのですが、何となく面白そうで手に取り、とても興味深く読ませてもらいました。信じる信じないは別として、読み物としてもとても面白いと思います。

この世の中では、富や権力を持つ人達が彼らの都合の良いようにルールを決めているので、そういう人達に更に富や権力が集中する。これは我々「グーミン」(本の中で出てくる愚民から派生した言葉。自分では調べることをしない人達)でも理解できます。

一見政治家などは投票で民主主義的に公平に選ばれている形になっていますが、それすらもマスコミなどによる情報の操作、誘導の結果として、そういう人達に都合の良い人間が選ばれているのかもしれません。この辺りまでは「グーミン」でも想像の範囲内でしょう。

何となく名前位は知っている有名な一族(例えばロックフェラーやロスチャイルド家など)さえも<彼ら>の下僕で、会社組織で例えれば部長クラスだといいます。<彼ら>はこの世界の支配者とでもいえば良いのでしょうか。

 

f:id:km912:20140404215600j:plain


<彼ら>は非常に多くの階層からなるピラミッド構造の頂点にいます。下層のものは自分達に必要な情報だけを与えられ、そうとは知らないまま洗脳され<彼ら>の手足となっています。果たしてその頂点にはどういった人達がいて、どのように現在のシステムを「設定」し世界を牛耳っているのでしょうか。

著者も政治家や経済界のトップクラスの人達までしか存在を確認したことがないので、あくまでも想像でしかないと言っています。

地震さえも何故か株式市場が休みの時に発生し、その直前には特定の株が理由もなく高騰するそうです。何の株かは書いてありませんが。<彼ら>は地震を発生させることが出来る? またLED電球が身体に悪いと書いてありますが根拠は分かりません。この辺りになると怪しくなってきます。この世の中の悪いことはおしなべて<彼ら>の仕業だといいたいようです。

うーん、でもこの本を読むと世界の陰謀説とかそういうことに何となく興味が湧いてしまいます。こんな人達が世界を支配しようとしているなら、姉妹ブログにも書いたように日本は鎖国した方が幸せかもしれません。

99%の人が知らないこの世界の秘密 <彼ら>にだまされるな!

99%の人が知らないこの世界の秘密 <彼ら>にだまされるな!

 

 

<彼ら>が存在するかどうか、信じる信じないは、この本を読んだ我々が自身で考察すればいいことです。我々は<彼ら>の作ったマネーの呪縛に洗脳され、生物としての本来の生き方を忘れているようです。生物には経済も医学も不要で、生をただ感じ、死する時は死す。それだけだということです。

この本に書かれていることも決して鵜呑みにしないように著者は説きます。最終的には自分で調べて、考え、選択することが大事なのだということです。作中でしばしば登場する言葉の様に「子ども心」になって考えてみたら面白いのではないでしょうか。

↓気に入ったらクリックしていただけると嬉しいです (^^)/
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ にほんブログ村